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1曲ごとに物語を紡ぐ──GONNOが体現する「ナラティブ」のDJ哲学、WOMBでオールナイトへ

2026-08-22 公開 ・ WOMB(渋谷)

2026年8月22日、円山町のWOMBで開催される「WOMB PRESENTS MR.HO B2B GONNO -ALL NIGHT LONG-」。オールナイトという形式そのものが、GONNOというDJの本質を物語っている。

東京を拠点に活動するGONNO(本名:Sunao Gonno)は、International Feel、Beats In Space、Ostgut Ton、W.C. Recordingsといった国内外のレーベルと関わりを持ちながら、自身のレーベルSANKAも運営してきた人物だ。2005年、W.C. Recordingsから「My Existence」をリリースして以降、テクノ・ハウスを軸にしながら、アシッドテクノやメロディックハウス、アンビエントまでを横断するエクレクティックなスタイルで、国内外のシーンから評価を得てきた。

転機となったのは2011年、International Feelから発表した「Acdise #2」だ。Laurent GarnierやJames Holdenといった国際的なDJたちから支持を集め、GONNOの名は一気に海外シーンにも届くことになる。続く2015年、Endless Flightからのアルバム『Remember The Life Is Beautiful』は、PitchforkやResident Advisorといった海外メディアからも高く評価された。同作についてOTOTOYのインタビューでは、米国のハウス/ディスコ、そしてFrankie KnucklesのDef Mixからの影響が語られている。

この「時間の流れ」を意識した哲学は、GONNOのDJプレイそのものにも直結している。1曲ごとの繋がりによって、セット全体でひとつの「ナラティブアーク(物語の弧)」を描く──それが彼のスタイルとして知られる所以だ。単発の派手さではなく、数時間にわたる時間軸の中でしか成立しない構築美。BerghainやPanorama Bar(ベルリン)の周年パーティー、Dekmantel Selectors(クロアチア、2019年)、Boiler Roomといった、まさに“長尺”が前提となる現場に呼ばれ続けてきたのも、このスタイルゆえだろう。

自身のレーベルSANKAは、W.C. Recordingsの創設者であり、盟友でもあった故Salmonへの敬意を込めて立ち上げられたものだ。clubberiaのインタビューでは、SANKA始動の経緯や、W.C. Recordingsの遺産をまとめたコンピレーション制作の背景、そしてオープンからクローズまでを一貫して見通すDJ哲学について語られている。

今回のWOMBでの公演も、MR.HOとのB2Bによるオールナイトロング形式だ。開演時間は非公開だが、これは“何時に来ても、何時に帰ってもいい”というオールナイトイベントならではの自由さの表れでもある。1曲を単体の作品としてではなく、夜全体という時間軸の一部として鳴らしてきたGONNOの哲学を、円山町の一夜でじっくりと体感してほしい。フロアに長く留まった人にこそ、その全体像が見えてくるはずだ。

“理想的なDJの一晩の流れっていうのは、陽が落ちて、陽が昇るような、そういう選曲だ。”— OTOTOY「先行ハイレゾ配信、GONNO、世界中のハウス/テクノ・シーン待望のアルバムがリリース!」2015年7月23日
“今回は長いセットなので、その長い時間だからこそつくれる大きな物語性をつくろうと考えてます。”— clubberia「新レーベルSANKA始動!そしてWOMB24周年でALL NIGHT LONG SET|GONNOインタビュー」

この記事のイベント情報

日程
2026年8月22日(土)
会場
WOMB(渋谷・円山町)
時間
オールナイト・開演時間非公開
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